川下り その2
日高川

平成14年9月15〜16日

某メーリングリストのメンバーを中心とする仲間が集まって、シーカヤックとゴムボート2艘で龍神村から川辺町まで川下りをしたときの記録です

■登場人物■

 
クライマー・・・・川下り隊、隊長。普段は山登り、岩登りをしている。
 アメフト・・・・・・某大アメフト部OB。体育会系機関長。
 キムチ ・・・・・・ワーキングホリデイで来日中の韓国青年。
 パタリロ ・・・・・大手新聞社記者内定。川下り隊の頭脳。
 飲んだくれ ・・・朝から晩まで、酒ばかり。
 ダンディー ・・・常に沈着冷静でクール。
 先 生 ・・・・・・熱血高校教師
 山 男 ・・・・・・元・ヒマラヤ遠征隊総隊長。
 プリンス ・・・・・将来は三代目社長。
 ルーキー・・・・・東京から養子に来た新入り。
 ヘリパイ ・・・・・空撮隊、隊長。
 キャド ・・・・・・・IT担当

 クライマー隊長の2度の下見と、ヘリパイとの上空からのチェックで、川へ入るポイントや上陸ポイントなどを入念に調査。最初の下見は大熊から始めたが、時間的・体力的なことを考えて役場の少し上よりとする。途中の危険箇所は上陸して回避。御坊まで10ピッチに設定する。

 9月15日、福祉センター駐車場集合。しかし、前夜のうちに神戸・奈良から来ているばずのパタリロと飲んだくれが来ない。携帯も繋がらない。だが、ようやく遅れて到着。寝坊したようだ。
予定より遅れたものの、スタート地点の龍神村へ向けて出発。
クライマー、アメフト、キムチ、パタリロ、飲んだくれ、ダンディー、先生、山男の8名。
 今回はメンバーに加われなかったエフ氏の父が経営するガソリンスタンドでコンプレッサーを借りてゴムボート1艇にエアー注入。ちょっと入れ過ぎ。もう1艇は電動ポンプで注入。エフ氏にお礼を言って、すぐに出発地点へ。

 加茂瀬橋を渡って左岸の河原へ。テントを張った連中が「何をするねん」などと言ってきたが、「川下りです、車もすぐに移動します。」と。当たり前やろ。車置いたまま全員で川を下る訳ないやん。
 下見の時より水量が少なかったため、シーカヤックは出さず、ゴムボート2艇のみで出発。乗船は、クライマー・アメフトの経験者組とダンディー・飲んだくれ組。鮎の釣り人に気を使いながら進む。常に冷静のダンディーもはしゃぐように楽しんでいるらしい。進むペースが違い少し離れたものの2艇とも難なく予定の消防署裏の河原に到着する。 
2ピッチ目、予定のりゅうなぎ橋下は水量が少なく、福井キャンプ場下からのスタートに変更。シーカヤックに山男・飲んだくれ組、ゴムボートに先生・パタリロ組、キムチは単独で乗り込む。流石は、軍隊仕込み。キムチはぶっちぎりで進む。
やはり、シーカヤックは浅いところでは苦労したようだが、予定通り道の駅下のカヌーのりばより上陸。道の駅にて昼食。またこの間、先生が携帯でキャドにメールで逐一報告。キャドはそのメールをメーリングリストで流す。
 3ピッチ目、金ぴら橋の少し上流の右岸より入る。クライマー・キムチ組、山男・飲んだくれ組、ダンディーは単独でスタート。いよいよ美山村に突入。このあたりになると釣り人はほとんどいないので気が楽である。
予定通り、ぬかごえ橋のすぐ下流の河原に到着。
ここで全艇上陸の予定でしたが、急遽4ピッチ目として椿山ダム漕艇場までシーカヤックで行くことになり、先生・キムチ組が乗り込む。
さすがに、カヌーのベテラン先生と体力ありありのキムチ、速いのなんの。
 5ピッチ目、笠松キャンプ場のある右岸より入る。ダンディー・飲んだくれ組とアメフト・パタリロ組。ちょっとした急流もあり楽しそう。
楠木橋真下の右岸より上陸。
 ここで、時間的にみて本日の行程終了とする。また、次の予定ピッチも距離的に短いのでカットすることにする。中津村のスーパーでバーベキューの材料を買い出して、鳴滝キャンプ場へ。テント2張り幕営、そして宴会。山男が飲んだくれ持参の酒を空けてしまう。都合により、ダンディー帰宅。就寝。
 9月16日、起床後雑談しながらパン等で朝食。テント撤収。
この日より参加のプリンスとルーキーの到着を待つ。
二人の合流後、6ピッチ目のスタート地点、小釜本橋上流の別荘地下の左岸より出発。クライマー・ルーキー組と山男・プリンス組のゴムボート2艇。
途中でヘリパイが自家用ヘリで上空に飛来、撮影。また、体力消耗の山男に代わりキムチが途中から乗る。
下見の段階では佐井橋まで行く予定であったが、水量が少なく危険そうなため、長子橋下流に上陸ポイントを変更。
 7ピッチ目はあやめキャンプ場から入る。キムチ・飲んだくれ組、プリンス・山男組、先生・パタリロ組。ほとんど問題なく進む。橋の上より、通過していく各艇に、カップ麺を買ってきて昼飯とする旨を伝える。アメフトに買い出しをまかせ、次の上陸地点、堰の手前の右岸の河原へと向かう。
すぐに次の出発地点、瀧本橋下の右岸の空地へ。そこでお湯を沸かして全員でカップ麺を食す。アメフトは、全部バラバラの種類で買ってきていたので、それぞれ好きな物を早い者勝ちで取る。
休憩中に、本格的なカヌー軍団現る。これから先の様子などを教えてもらう。少し浅いところもあるものの、大丈夫ということで安心する。
 8ピッチ目、先生・プリンス組、パタリロ・アメフト組、飲んだくれ・クライマー組でスタート。ちなみに、ライフジャケットは身につけているものの、飲んだくれ・クライマー組は「カナヅチ」コンビであった。
ゴールまでの間に、先生・プリンス組は先生・パタリロ組に、記者・アメフト組はプリンス・アメフト組みに、さらにブリンス・ルーキー組にとメンバーチェンジ。飲んだくれ・クライマー組は最後まで代わらずのんびりと進む。
ここのピッチでも、本格的カヌー軍団が大勢いました。
途中、少々高低差のある滑り台のような流れの所があり、結構楽しめました。

かわべ温泉前の河原で上陸、午後2時近くとなったため、予定通り打ち切りとする。当初予定の御坊市ゴールとはいきませんでしたが、全員十分満足できたようである。
もちろん、かわべ温泉に入って疲れを癒し、南部町での打ち上げ会となった。そこには、ヘリパイやキャドもかけつけてくれた。
次回は「日置川だ」「古座川だ」との声があがり、盛り上がったのはいうまでもない。

◆後記◆
 鮎釣りの連中は、川を自分の物と勘違いしている。全ての人とは言わないが、「お前らマナー知らんのか」などとのたまう輩もいた。こちらも「すみませ〜ん」と言いながら、糸に引っかからないように気を使いながら下ったというのに。

◆装備◆
シーカヤック・・・山男艇
ゴムボート・・・・ アメフト艇
ゴムボート・・・・ ダンディー艇
ライフジャケット・ヘルメット・パドル・・・M村公民館
ライフジャケット・・・アメフト、バイク屋
テント・・・アメフト、クライマー

◆写真◆
撮影・提供・・・・ダンディー、他


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