川下りその3
(日置川・撃沈編)
平成15年3月21日(金)、春分の日にゴムボートによる日置川下りに挑戦したものの、途中で3艇中2艇が転覆してしまい、もう1艇も水漏れがあったために残念ながら打ちきりとなりました。
■メンバー■
パタリロ・・・・・・・・新・隊長。就職、引越しで忙しい最中の参加。
アメフト・・・・・・・・元・アメフト部。今回は腰痛で苦しみながらの参加。
クライマー・・・・・・山登り・岩登りだけでなく、川下りもやるアウトドア派。
飲んだくれ・・・・・・朝から夜まで酒ばかり。
キムチ・・・・・・・・・韓国より参戦。
プリンス・・・・・・・・次期三代目社長。
アラビア・・・・・・・・外大(アラビア語)を卒業の才女。
エビフライ・・・・・・・アラビアの友人。愛知県より参加。
バリ・・・・・・・・・・・アラビアの妹、16歳の現役女子高生。バリ島からの帰国子女。
キャド・・・・・・・・・・今回は昼食担当。
出発予定の8時半を過ぎてしまい、急ぐ。クライマーの車とプリンスの会社のワゴン車で出発。途中でアメフトを拾って、スタート地点へと向かう。 上富田町の生馬橋を通って日置川町へ。 日置川町市鹿野の市鹿野橋を渡ってほんの少し行った所で左に河原への下り口がある。 到着するとすぐにゴムボートを出して空気注入作業。ボートは3艇。パタリロ隊長が電動ポンプによりすばやく作業を進める。写真を撮っていよいよ川下りののスタートである。 最初の乗船メンバーはパタリロ隊長の指示によって決まった。第1行程の車でのサポートには、パタリロ隊長とアメフトがまわることになる。残りの7人によりスタートである。気付くと、バリとエビフライが乗ったゴムボーがすでにスタートしていた。パタリロ隊長より「待て、待て」とストップがかかる。すぐに、キムチ・アラビア・クライマーの3人が乗ったゴムボートもスタート。さらに、飲んだくれ・プリンス組もスタート。 |
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出だしすぐにちょっとした浅瀬があったが、底をこすりながらもなんとか進む。しばらくはのんびりと進む。途中にはちょっとした急流が何度かあるが、ほとんど危険はない。アラビアのパドルが前に座っているキムチの後頭部に当たるが大丈夫のようである。快適な楽しい川下りが進行していた。 だが、1艇の底に小さな穴が。すぐに沈むわけもないのでそのまま進む。さらに進んでいると、石に乗り上げ底に亀裂が入る。浸水の量が増えたがどうしようもないので少し進むが、一度上陸した方がよさそうだ。 左岸に着く。上陸して、ボート内の水を出すためにひっくり返す。先行の2艇のうち、バリ・エビフライ組は前方で待機。飲んだくれとプリンスが左岸に上陸してこちらに歩いてくる。大きな穴が開いたことを伝え、どうしたものかと議論するも、道から少し離れているためサポート車もどうすることも出来ない。従ってそのまま進むことにする。 |
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とりあえず、穴の開いたボートに飲んだくれとクライマーが乗り、キムチ、アラビア、プリンスは河原を歩いて別のボートへと向かう。そこからは、飲んだくれ・クライマー組、キムチ・プリンス組、アラビアはバリ・エビフライ組のボートに乗り込む。二人乗りのカヤックタイプなので窮屈そうではある。 浸水がひどいボートも、3人乗っていたときより、2人で乗っている方が早く進む。しばらくそのまま進むが、3人乗ったカヤックは、やはりバランスが悪そうなので乗り換えることに。今度は右岸に上陸。そこから、女性陣は別々に乗る。カヤックにバリ・飲んだくれ組、浸水がひどいボートにアラビア・プリンス組、少々狭いがもう1艇にキムチ・エビフライ・クライマー組が乗りこんで再スタート。 |
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再び快適な川下りが始まる。少し行くと浅瀬があった。進めそうにないので、冷たいがボートを下りて川に入り、引っ張って歩く。水量のあるところまで行き、またボートに乗りこんでスタート。 バリ・飲んだくれ組は快調に先へと進む。アラビア・プリンス組はやはり浸水がひどいためか、何度も上陸してはボートをひっくり返して水を出している。後ろを気にしながらも、再スタートを確認すると、我々も進む。その後もちょっとした急流が時々現れる。中々楽しい。 |
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また前方に急流が見えた。先行していた、バリ・飲んだくれ組が上陸している。危険そうなので上陸して回避したのだろうか。聞いてみると、川の方を指差している。突っ込んで大丈夫のようだ。いよいよ突っ込む。結構流れが速い。前方左手に木が倒れ込んできている。はたして大丈夫なのだろうか?しかし、あっという間に木に到達。枝が出ている。その直後、ボートは転覆。我々3人は川の中へ。無我夢中で岸に辿り着く。3人とも無事のようである。だが、やはり3月である。まだまだ水は冷たい。体が冷える。 アラビア・プリンス組はうまくくぐり抜けて到着したようだ。実は先行していたバリ・飲んだくれ組も同じ所で転覆して流されていたらしい。 また、落ちついたところで、パタリロ隊長から預かっていた「水に浮く携帯電話」がないのに気付く。どうやら転覆の際に流されてしまったようだ。そういえば、私も度入りサングラスがない。見えにくいはずである。 |
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トランシーバーは濡れてはいるものの、流されずにすんだ。アラビアがパタリロ隊長と連絡を取ろうとするが、中々通じない。また、パドル2本がまだ急流の所の木に引っかかっている。なんとかしなければ。1本はプリンスが川から取りに行って成功。もう1本もプリンスが上流で川を横切って対岸に行き、拾ってくれる。 さて、これからどうするかである。中止するか、続けるか。 そうこうしているうちに、隊長と連絡が取れたようである。やはり、道まで歩いてくるか、そのまま川を下るかするしかないようである。歩いて行くのも大変なようなので、このまま川を下ることにする。 |
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キムチが一番こたえているようだ。かなり震えていて寒そうである。とにかく、同じボートに同じメンバーで乗って進むことにする。我々のボートの底板が急流の中で引っかかっていたため、取りにもいけずに何もない状態である。底板がないと乗りにくい。また、小さな穴が開いているのにも気付く。日陰は寒く感じたが、ひなたに出ると少しましだ。 予定していた最初の交代地点ではないが、隊長とアメフト、それに昼食を用意してくれているキャドも来てくれている。上陸すると、すぐに撤収にとりかかる。隊長は、予備のゴムボートで流された携帯を探しに出るも見つからず。申し訳ない。 |
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隊長の指示により、今回はここで打ちきり。体を温めるために「えびね温泉」に向かう。入浴500円。冷たくなった体には最高である。 温まったところで、外に出るとキャドがカレーを作って待ってくれている。北アフリカ風カレー、辛口と甘口の2種類がある。どちらも頂く。 |
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カレーがうまい! | |
これにて日置川下りの終了である。 こんぴら山荘にて、打ち上げ会。 |