淀川下り
(琵琶湖〜瀬田川〜宇治川〜淀川)
平成14年8月10〜11日
元・アメフト部の機関長と現役サッカー選手の息子たちという体育会系一家のお誘いを受け、某メーリングリストのメンバーも加わって、ゴムボート2艘で琵琶湖から淀川まで川下りをしたときの記録です。
■登場人物■
KG ・・・・・・・・川下り隊、隊長。小学生。機関長の長男。
ショーヘイ・・・・副隊長。小学生。機関長の次男。水質調査班長。
アメフト・・・・・・元・某大アメフト部。機関長。
奥さん ・・・・・・機関長の奥さん。サポート&救護班長。
クライマー・・・・漁船一日体験ありということだけで船長任命。
普段は山登り、岩登りをしているクライマー。
パタリロ・・・・・大手新聞社記者内定。
女子大生・・・・某外国語大の現役女子大生。
ハタくん ・・・・・某メーリングリストのメンバー。大阪より参加。
義 弟 ・・・・・・宇治市に住む船長の義弟。
妹 ・・・・・・・・・船長の妹。
長 男 ・・・・・・船長の妹の息子。
メーリングリストの仲間であったが、1度も会ったことがなかったため、打合せを兼ねてファミリーレストランでミーティング。あとはメールで連絡を取り合う。 8月9日深夜、駐車場で待ち合わせ合流。アメフト一家の車で滋賀県へと向かう。大津ICを下りて出発予定地である「なぎさ公園」を目指して湖岸へ。 熟睡中の子供たちはおいて、天下一品でラーメンを食す。深夜にもかかわらずアメフトは「こってり」。もちろん私は「あっさり」。食後、すぐそばの有料駐車場へ。車内で仮眠。アメフトは外で仮眠をとる。 早朝、目が覚めて周辺散策。軽い朝食を済ませ、琵琶湖と瀬田川の境界を示す看板を目指して車を出す。向かいの歩道に車をとめて、ボート等の荷物を運び出す。1号艇・2号艇に空気注入。結構手間取る。 午前6時50分、いよいよ出発である。KG隊長とショーヘイ副隊長が1号艇に乗り込むも、1艇に一人ずつ大人が乗るように変更。なお、クライマーはライフジャケットを着用しているとはいえ、実は「カナヅチ」なのである。緊張したままのスタート。 |
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とりあえず、のんびりと進む。瀬田の唐橋通過。 朝早くからボート部等が練習している。邪魔にならないように進む。とにかく、南郷の洗堰までは流れがないのである。ある程度進むと、練習ボートはいなくなった。我々のゴムボート2艇のみである。 洗堰手前の左岸にて上陸。どうやら右岸でもよかったようだ。休憩後、橋を歩いて渡り、堰下流の右岸より再び瀬田川へ。ここから奥さんによるビデオ撮影も始まる。 再スタート後は、少し流れもあり快適である。 どんどん進むうちに、前方に波打っているのが見える。ちょっと緊張。突入。少し水がかかったが、何てことない。これは楽しい。 さらに前方に厳しそうなところが見える。一度、右岸に寄って上陸する。「やや右側を通ろう」と作戦会議。いざ、行ってみると思ったほどでもない。これまた楽しい。 |
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しかし、奥さんより「この先に滝が」との連絡。 あわてて、右岸に着岸、上陸。こんなところに突っ込んでいたらどうなっていたかわからない。 仕切りなおして快調に進む。また、前方に波打っているのが見える。 突っ込むか?いや、やばそうである。またまた慌てて、右岸に上陸。これでどうやら「山場」は通りすぎたようである。 次第に流れが悪くなってきた。ダムがあるからである。やはり流れがないと進むのは大変である。 奥さんより、「このままずっと同じ」とのことで、ちょうど左岸で上陸できそうなポイトを見付け、上陸。曽束大橋付近である。ボートを担いで、斜面を上がり道路へ。休憩を兼ね軽い食事。 この先は月ヶ瀬ダムがあるので、さらに下流まで車移動とする。ボートをそのまま積み込まなければならないので二回に分けて往復することに。この日は宇治の花火大会のため、宇治橋周辺の川は立入禁止のため、隠元橋まで走る。クライマーとショーヘイを降ろして奥さんがアメフトとKGを迎えに再び曽束大橋方面へ。 |
待つ間は日陰もないので暑い。ダム周辺の下見や前夜からの天気情報を知らせてもらった、宇治市在住のクライマーの義弟一家に電話を入れる。しばらくして、義弟と妹が長男を連れてやってきて、冷たいジュースの差し入れ。ありがたい。さらにショーヘイをエアコンの効いた車で休ませる。
またさらに、携帯電話が鳴り、ハタくんが近くに来たので合流したいと。
それにしても、後続が遅い。どうやら花火大会の渋滞に巻き込まれたようだ。どうにか合流したものの、かなりの時間のロスだ。
ここからは、KG、ショーヘイ、アメフトに新加入のハタくんというメンバーで再スタートとなる。順調な出だしのようである。
サポート車も、常に川沿いを走れるわけでもなく、ボートを見失ってしまう。無線機が通じない。携帯電話で連絡をとる。まだずっと上流にいるようだ。どうやら、あまり流れが良くなく、進むのが遅くなったらしい。
ようやく、目視できるところにやってきた。淀大橋真下左岸より上陸。ここは右岸の方がよかったみたいだ。右岸側に渡り空地にテント幕営。
帰るつもりにしていたハタくんも夕食を一緒にすることに。さらに、応援部隊として、パタリロと女子大生がやってくる。
最初予定していたバーベキューではなかったものの、乾杯のビールはうまかった。
寝不足と疲労とで、眠くなってきた。パタリロと女子大生は帰るものの、ハタくんは泊まって帰ることに。KG、ショーヘイ、奥さんはテントへ。アメフト、ハタくん、クライマーは外で寝ることに。
8月11日、目覚めは良い。軽く朝食を済ませる。撤収後、ハタくんは駅へ。
さあ、いよいよ二日目のスタートである。クライマー・ショーヘイ組、アメフトは単独で乗り込む。出だしは快調。ペースが良くて、サポート車がまだついてきていないようだ。
無線機が繋がらない。とにかく、どんどん進む。特に問題もない。木津川、桂川との合流。川幅も広く、のんびりと進む。気分爽快である。
途中から、ショーヘイ副隊長はボートの上で熟睡のようだ。また、枚方に行くにつれ、流れが悪くなり、漕ぎ続けなければならない。アメフトの2号艇に空気漏れがあるようだ。なんとか、ようやく枚方大橋手前の左岸に上陸。
一向にサポート車と連絡がとれない。その代わり、パタリロからまた合流するとの連絡が入る。やっと無線機が繋がり、サポート車と合流。さらに、記者・女子大生も合流。ここから、パタリロもチャレンジするということに。 でも、2号艇の空気漏れの箇所が分かり、補修することに。とりあえず1号艇のみでアメフト・KG組でスタート。 順調に走り出したようであった。 我々は、次の合流予定地点、鳥飼仁和寺大橋付近へ。上流に向かう風が強い。はたして大丈夫なのだろうか。中々、来ない。無線機も繋がらない。 ようやく無線機に連絡が入る。一つ手前の橋、淀川新橋の少し上流にて上陸して歩いてきているらしい。どうやら、向かい風が強くて前に進めず、断念したようであった。これは正解であっただろう。 そういうわけで、無念の打ち切りとなった。パタリロも残念ながら乗ることができなかった。 このあと、王将にて慰労会。次回のリベンジマッチを誓う。 |
■装備■
ゴムボート・・・アメフト
テント・・・・・・・アメフト
■写真■
撮影・提供・・・アメフト、奥さん