韓国・ソウル訪問記2003

平成15年11月14〜16日

2002年8月から2003年8月まで「ワーキングホリデイ」により日本に滞在し、そのうち3ヶ月ちょっとを我が家に居候していた韓国青年との再会を果たすべく、ソウルに乗り込んだときの話である。

インターネットにより格安航空券を入手。パスポートは2年前にネパールへ行く際に10年期限のものを取得していたので、何の問題もなく渡韓することができた。



仁川(インチョン)国際空港到着
午前中は仕事。昼食もとらずに和歌山市まで愛車を走らせる。別の用事で行った知り合いの会社の駐車場に車を置かせてもらえることに。リムジンバスに乗るため和歌山駅東口まで歩く。2時30分発で関西空港へ。到着後すぐに搭乗手続き。席はどこでもいいと答えたが、窓側にしてくれた。少し時間があるので、遅い昼飯を食べる。結構高い物が多いので、安い焼飯を食べる。
いよいよ出発。もうすでに暗くなっている。離陸してすぐに大阪市から神戸市にかけての夜景がきれいに見える。岡山あたりから瀬戸内海を離れ中国山地を横切ってソウルに向かう。途中、機内食が出る。全てたいらげる。
予定通りの時刻に到着。入国審査を済ませ、あとは荷物を受け取ってソウルの街へ。しかし中々荷物が出て来ない。他の乗客は全て行ってしまう。そんな馬鹿なと思っていたら、係りの人が「これですか?」というようなことを言って近づいて来たが、私のではない。「うそやろ?」と思ったところでようやく荷物が流れてきた。これで一安心。「来た、来た」と日本語で係りの人に伝えて出口へと向かう。出口では崔さんが待ってくれていた。出て来るのが遅いので乗ってなかったのかと思ったらしい。約3ヶ月ぶりの再会である。がっちりと握手。
空港まで迎えに来てくれた崔さん

崔さん行きつけの店
崔さんの車でソウル市内へと向かう。以前の金浦空港よりも仁川は遠い所にあるため高速も使って1時間ぐらいかかるそうだ。高速の料金所の職員はほとんど女性のようである。理由は知らない。車は崔さんとお兄さんとが仲間で乗っているそうで、お兄さんのアパートの近くの駐車場に車を置き、タクシーで崔さん行きつけの店に向かう。遠い訳ではないが、飲酒運転を避けるためであった。空車のタクシーは手を挙げればすぐに止まってくれる。
写真には写ってないが、平目の刺身も頼んでくれた。中央の黒い容器の中には、蝶の幼虫が入ってある。3匹ほど食べたが、それ以上はすすまなかった。味とかの問題ではなく、やはりイメージ的なものである。右奥に写っているのは、私が崔さんに頼まれて韓国に持ち込んだASAHIの発泡酒である。待ちきれなくて、店で開けて飲み始めた。                                      
夕食

左が崔さんの友人・金(キム)くん
しばらくすると、崔さんの友人・金くんがきた。崔さんと同じで酒は大好きのようである。そのあとさらに辛(シン)くんとチョンくんが来てくれた。崔さん以外は日本語が出来ないので、崔さんの通訳が必要であった。しかし、辛くんは英語ができたので、私のいつもの「いいかげん英語」でも少しは会話ができた。崔さんへの土産として持参した梅干を食べさせたが、友人たちも店のおばちゃんも反応はやはりいまいちのようであった。途中でチョンくんと辛くんが帰ったので、金くん崔さん私の3人でナイトクラブへ。ソウルの若者たちが踊ったり飲んだりしていた。
崔さんの実家は繁華街とは少し離れているため、翌日の行動のことを考えて実家には帰らずに繁華街にある安旅館へ。二人で約2,500円ほどである。しかし、最初に案内された部屋はダブルベッド一つであった。すぐに、崔さんが交渉に行って部屋を代えてもらう。オンドル部屋(床暖房の効いたフローリング)である。一人分の布団しかなかったのですぐにおやじさんがもう一組持ってきてくれた。熟睡。
ソウル市内

南大門
朝8時過ぎに旅館を出て、近くで朝食。その後タクシーにて南大門市場へ。買い物の目的の一つであった、眼鏡を作るためである。川下りで転覆した際になくしてしまった、度入りサングラスを作る。値段は一つ約4,000円である。サングラスだけでなくついでに普通のメガネも新調した。とにかく安くて早い。少しだけ待ち時間があるので、南大門市場周辺をうろつく。やはり日本人観光客も多い。眼鏡を受け取ってから近くで昼食。うどんらしきものを食べる。崔さんが注文したものは「水冷麺」であったが、どうみても「糸こんにゃく」にしか見えない。
南大門市場をあとにして、歩いていると貨幣金融博物館前で写真を撮ろうとしていた日本人女性4人組がいたので、崔さんが撮ってあげる。ついでに入館無料の博物館にも一緒に入って日本語でガイドをしてあげた。女性たちは「タレントショップ」とかに行くそうで、途中の地下道まで案内してから別れた。写真には女性は3人しか写ってないが、一人が撮っているためである。東京の女性たちと別れたあとは再びうろうろ。ロッテ百貨店の地下食料品売り場へ行くと、梅干が売ってあった。製造はなんと南部川のS本商店だ。
東京から観光にきた女性たちと

やはり韓国といえば焼肉だ
また外に出てからは、商店街のような所をどんどん進む。いろんな物が売られてある。歩いて歩いてとうとう東大門まで来ていた。その後タクシーで梨泰院に移動して、周辺うろうろ。ここは黒人・白人など外国人がすごく多い。米軍基地が近くにあるためらしい。今度は地下鉄にて移動。崔さんの実家近くの駅まで。下りてから「E−MART」という大手スーパーで土産の買い物。百貨店で買うよりも安い。その後は焼肉屋さんへ。約800円で食べ放題。すごく込んでいる。しかし、たらふく食べることができた。
夕食後に崔さんの実家にお邪魔させていただく。家に入ると崔さんのお母さんがいた。私は「アンニョンハセヨ」これしか言えないが、なんとか通じているようだ。崔さんのお姉さんの子供が二人いたが、部屋に入ってしまう。崔さんの部屋に入ってインターネットをやらせてもらう。WEBメールにてメーリングリストに投稿。すぐに崔さんのお姉さんも帰宅。とりあえず挨拶だけは済ませる。もうすこし韓国語を勉強しておくべきであった。
2階が崔さんの実家

崔家の朝食
朝7時半ごろ起床。出発のための準備を始める。お母さんが朝食を持って来てくれる。最初は相当辛いのかと思ったが、全く問題はなくおいしかった。写真右側の向こうの皿にはコチュジャンで和えたイカの細切り。これは最高、大好きである。崔さんが日本にいたときにも送ってくれたのである。出発にあたり、お母さん、お姉さん、お姉さんの娘さんに挨拶する。みんな感じのいい人たちだ。崔さんを通訳にしてもっと話をすれば良かったと後悔。
崔さんの実家を出てタクシーにて車を置いた駐車場近くへ。最後の観光に向かう。
崔兄弟の愛車

漢江
漢江にかかる橋を渡り、展望台のある南山へと向かう。
ソウルの市街が見渡せる南山の頂上にあるタワー。中へ入るにはお金がいるらしく、外で景色を楽しむ。
ソウルタワー
ソウルの市街
ソウルの市街と漢江(向こうの方で横切っている)
遠方、中央が仁寿峰(インスボン)という岩峰。ロッククライミングができるのである。今回は行かなかったが、次回訪問時には是非行きたいものである。
中央手前の建物が、ソウル市庁舎
光化門
川の向こうに、サッカーワールドカップのメインスタジアムがあるのだが。
仁川国際空港に向かう高速道路の橋。空港は島にあるのだ。ここは、パーキングエリアの展望台。
見送りに来てくれた崔さん。昼食はロッテリアのハンバーガーセット。コーラはお代わりし放題。
名残惜しくも、そろそろ帰国へ。「また会おう」と握手して別れ、セキュリティーチェックへと向かい、とうとう韓国訪問が終わったのである。


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